作業環境測定士資格取るまでの過程まとめ
メモ書きみたいなものです。
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この度目標としていた第1種(のうち3種類)の講習を修了したのでここまでの過程などまとめます。
どんな資格かとかどういう過程が必要かとかその辺は、公式HPとか「いかがでしたか?」にまとまっているからそちらを見てくれといったふうです。
注:とりわけ試験の内容についてはおぼろげながら浮かんできたんですな感じなので、そういう意見もあるんだな程度でお願いします。
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①申し込み忘れるな(1敗)
最初の1回やらかしました。試験は2月と8月の2回あり、2月は2種のみ、8月は両方受験可能です。私は「まずは気楽に2種だけ~」みたいなつもりでいたら、2月に申し込み忘れました。結果8月に2種と1種両方受けることになりました。
その年の8月には全世界的外出禁止令となっており、存分に勉強できたのでことなきを得ました。GET KOTONAKI.
でも1種の一部は1敗し、翌年受験で合格しました。GET KOTONAKIとは?
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②申し込み区分を間違えるな(1敗)
1種は区分が5つあり、多少なりともややこしいものとなっております。特に有機溶剤~特化物~金属。特化物は一部に金属も含まれるんですよね、特化物扱いかどうかというだけです。
私自身は金属系の粉塵と非特化物の有機溶剤が測定できれば良いので、1回目は有機溶剤と金属だけを受験したのですがこれは誤りで、特化物を受ける必要がありました。金属でも特化物に分類される場合があるとのこと。
ちなみに有機溶剤はわりと2種の受験知識だけでも合格できるので、会社からの許可もしくは金銭の余裕があれば受けておいてもいいと思います。自身、2種の勉強+α程度で合格しました。とはいえ油断は禁物です。金がかかっています(⑧参照)。
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③お盆直前にワクチンを打つな(1敗)
わたしは8月のOVON休暇に実家帰省できなかった(①参照)ことを活かし、集中お勉強しようとしましたがOVON直前にワクチンを打ってしまい微熱とだるさで無事撃沈しました。
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④どう勉強すればええんや[2種]
さて困りました。会社からどっさりと参考書を積み上げられました。やべえぞと思い、社内の経験者数人に聞くも大した返答が得られず、やる気をぐはぐはされるもとりあえずやることにしました。
8月にワクチン打つことが決定していた(③参照)のと、どっさり参考書を見てビビったので7月ごろから法令だけは勉強していたのですが、これが大正解でした。
実のところちょくちょく社内で測定のお手伝いをしており(※)、デザイン・サンプリングのところはイメージしやすかったです。ただ物質と測定法の組み合わせ問題、アレはあかん。
※測定士資格がなくてもデザインと測定は出来ますが、分析や結果判定には資格が必要です。測定の手伝いだけなら問題ないんですな。
また曲がりなりにも化学専攻で大学院を出ているので一般的な化学の問題なら復習程度でいけた・・・と言いたいところですが結構やばかったので必死で勉強しました。労働衛生や法令の問題は、他の労働安全衛生絡みの資格を持っている人なら2割くらいの範囲は被っていると思います。それ以外はひたすら覚えましょうといったふうです。
基本的には、
法令・労働衛生一般・・・ 参考書でひたすら反復勉強、ちょいちょい過去問解いて確認
それ以外・・・ 過去問解きつつ、弱いところを重点的に勉強
といったところでしょうか。
ぶっちゃけ公式でやってる事前講習受けたほうがいいんじゃないかと思います。自分は受けなかったので内容は知りませんが、そちらのほうが無難じゃないかと。公式ですし(しらんけど)。
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⑤どう勉強すればええにゃ![1種]
前述のとおり(②参照)、1種は1敗しています。1敗後に改めて見返してみると、区分で必要な勉強が異なるのでそれをお話しします。
基本的なおはなし・・・ ハンドブックと過去問で勉強する形をとりました。もっといい方法があれば教えてください。
有機溶剤・・・ 1敗しなかった科目です。案外2種の勉強を見返すだけでもある程度なら勉強になると思います。とはいえそれだけだと心もとないので過去問とハンドブックで勉強しましょう。大して勉強せず臨んだ私はたぶんギリギリだったと思います。
特化物・・・ 個人的には最難関。各種分析法、各物質の性質、また、各物質に特有の測定・分析手法をしっかりと覚える必要があります。なんせ物質の数が多いので、この科目にはしっかり時間を割いてください。とはいえ、後述の金属よりは細かい部分まで出題されにくい印象です。
金属・・・ 金属は特化物と比較して物質数が明らかに少ないのが特徴。問題数を確保するためなのかわからないですが、各物質に特有の測定・分析手法だけでなく、測定における注意点(ハンドブックだと各物質の測定方法が載っている一番最後の項)がよく出題されます。
粉じんと放射線は自身が受けていないので何も解説できません。ごめんなさいね。
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⑥登録講習が必要
合格したらできます!というわけではないのです。全国各地でやっている登録講習を受ける必要があります。幸い山口在住の私は福岡県の某所に会場があったおかげでわりと近かったのですが、この会場には九州一円(+山口)から人が押し寄せていました。ようはその程度しか会場がないということです。
登録講習も最後に試験があり、筆記と実技があります。なおこの内容に関しては会場差が結構あると聞いています。大阪の会場で講習を受けたことのある方にこちらの会場の試験内容について話したところ、「大阪のほうが試験は楽だと思う」とのことです。人づての話なのであまり信用しないほうがいいと思いますが、登録講習に関しては、試験内容に多少なりとも差があるのは事実のようです。
作業着と印鑑(シャチハタ可)、筆記用具と定規を忘れないように。定規と印鑑については会場差があるかも。
作業着・・・講習や実技で必須。1種の講習では普通に劇物とかも扱います。
印鑑・・・ほかの会場ではどうかわかりませんが、私が受けた会場では印鑑で参加確認を行います。
筆記用具・・・いわずもがな。ボールペンよりはシャーペンと消しゴムの方がいいです。シャーペンと消しゴムがないと講習はもとより、筆記試験で詰みます。
定規・・・講習中はご用意されますが、試験ではご用意されません。後述しますが、私の受けた会場では筆記試験にグラフを描く問題が出ました。
ちなみに試験内容は〇×問題が20問、計算問題が5問で、後者のうち1問でグラフを書く問題が出ます。基本的に講習中にやった内容を基にした問題が出ますが、2種はかるく事前の復習(過去問やっとくのがよいかも)がおすすめです。1種は特に復習不要でした。何度も言いますが会場差がありますので参考程度に。
あと2~3日に渡り朝から夕方までみっちりやるので、出来れば会場近隣に宿泊がおすすめです。私は会社から宿泊代が出ず自腹を切りました(※)。
※朝早くの電車で何とか間に合う感じだったので認められず。つらい
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⑦原本証明、大事
あと、後日登録するのに原本証明が必要ですので、試験の合格証(濡れた状態でめくるとボロボロになるタイプのはがき)とそのコピーを持っていきましょう。ってか合格証絶対に無くすなよ!どうでもいい見た目しているくせに一番大事な書類なのあかんやろ・・・。
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⑧すげえ金がかかっている
⑦の通りですが、講習修了したら後日登録が必要です。
参考書代+受験料+講習料+登録料・・・どんだけ金をとるんや。しかもそれぞれがかなりの高額。あと受験/講習会場までの移動費と宿泊費もあるぞ。
私は会社のお金で受けているのでいいですが(なおプレッシャーがすごい模様)、講習会場でお話しした人の中には自腹で受けている人もいてすげえとなりました。こわいので計算していませんが、1種を複数受けたら合計100万くらいいってしまうのでは?
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以上、参考になりそうでならない、ちょっとなるかもしれない、けど参考にしてほしくないメモでした。
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