なんか適当!今月の天文現象【2012年6月号】
最近、管理人多忙につき、記事を出すのが遅れております。
ほら、いつもと違って”今月”の天文現象”ってあるでしょう。
31日にギリギリで書いているからですよ。
さて、今月も部分月食、金星の日面通過など、天文現象が目白押し!
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アテンション!
この記事、なんか適当な上、正確さも割と低い!
自分ではなるべく間違わないようにしていますが、念のため他の情報と照らし合わせながらご覧ください。
あと、間違えた情報があれば教えてください。お願いします。
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6月のカレンダー(これが一番適当!)
1日 月とスピカが接近・ついでに土星も接近
4日 満月○
部分月食(夕方、関西以西・北海道北西部を除く)
5日 芒種(二十四節季)
6日 金星が内合
金星の日面通過(7時~14時くらい)
10日 入梅(二十四節季)
11日 下弦の月
12日 火星が東矩
20日 新月●
21日 夏至
26日 土星が留
27日 上弦の月
金星が留
28日 月とスピカがまた接近
29日 冥王星(準惑星)が衝
今月はなんと言っても”部分月食””金星の日面通過”これに尽きるでしょう。
まずは部分月食について軽く説明します。
月食というのは、太陽―地球―月が一直線に並ぶことによって、太陽の光を受けた地球の影が、月を覆う現象です。
月は自ら光らず、太陽の光を反射しているということはご存知だと思います。ということは、月食が起きている月は太陽からの光が当たっていないということになります。
月が、地球の影にすっぽりと全て入りこむ場合は皆既月食、一部が入り込む場合は部分日食で、今回は後者です。
今回の月食(4日)は約37%の部分が地球の影に入り込むようです。
時間はおおよそ19時~21時過ぎといったところです。その前後の時間にも月の明るさが少し弱くなる半影食というものが起こりますが、今回は説明を省きます。
なお、日食と大きく違う点として、”月食には欠け方に地域差が少ない”ということが挙げられます。なので、この地域だから大きく欠けるとか、そういうことはありません。(もちろん、晴れていることが第一条件!)
[ちょっと詳しい方へ:ちょっと違うぞ!と思われるかもしれませんが、ご勘弁を。欠ける方向などが異なるようですね]
また、今回の月食は西日本や北海道北西部では欠け始めを見ることが出来ません。地域によって欠け方は同じなのですが、月が地平線から出る時間に差があるようです。目安としては、本州においては三重・滋賀東部・岐阜・富山より東側では最初から最後まで見られます。
西日本や北海道北西部でも、欠けた月が地平線から昇ってくる様子が観測できますよ。これはこれでおすすめ。
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お次は、金星の日面通過。
TVなどでも盛んに報道されていた時期もありましたが、改めて言っておきます。
お手持ちの日食グラスで観測するのは、困難を極めるのではないかと。
一度でも夜空で金星を見たことがある方はなんとなくお分かりいただけると思いますが、地球から肉眼で見る金星って、点にしか見えないんですよね。
ちなみに、今回の日面通過(6日)が起こる時間は朝7時過ぎ~14時前といったところです。
望遠鏡等をお持ちで、かつ”太陽面観測用のフィルター”をお持ちの方はお楽しみいただけます。
地球の公転軌道と金星の公転軌道の傾きには、約3.4度の差があるそうです。
地球―金星―太陽の順で、狂いなく一直線に並ぶことが出来るのは、全軌道で実に2か所しかないのです。
次回の金星日面通過が105年後です。これを見逃したらもう一生見られないと思った方が良いでしょう。
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さて、今月の星空です。
月食と金星で熱く語り過ぎたので、簡潔にします。
6月ともなると、春の星座が西に傾き、東側からは本格的に夏の星座が顔を出しますね。
真夜中ともなると、そこは完全に夏の星空となります。
さて、ご存知の方も多いと思いますが、夏の大三角(デネブ・ベガ[織姫]・アルタイル[彦星])付近には天の川が通っています。
この付近を簡単な双眼鏡でのぞくだけでも、結構沢山の星がわしゃわしゃしているものです(体験談)。一度おためしあれ。
そのほかにも、南の空に赤く光るアンタレス(さそり座の1等星)など、分かりやすい見どころが多いのも夏の星座の良いところですね。
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惑星
おすすめ惑星…水星(下旬)・土星
水星…夕方西の空。7月1日に東方最大離角を迎えることから、徐々に観測しやすくはなると思います。 約-1.5~+0.5等星。
金星…明け方東の空。6日に日面通過が起こることからも分かる通り、太陽に非常に近い時期にあたり、観測がしづらいと思われます。約-4等星。
火星…しし座付近。徐々におとめ座に近づいていくでしょう。日没から0時半~22時半まで。約0.5等星。
木星…観測に適さない時期のため、省略します。
土星…おとめ座付近。日没から2時半~0時半まで。今は観測しやすいですが、徐々に観測できる時間が短くなっていきます。見るなら今のうち。約0.5等星。
天王星以降は省略ですが、準惑星の冥王星さんからちょっとしたニュースです。
冥王星「29日に衝を迎えるので、観望期ですよ。」
でも14等星(超暗い)。まず普通の望遠鏡じゃ無理ですね。
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参考:天文年鑑2012年版(誠文堂新光社)
つるちゃんのプラネタリウム(右サイドバーのリンクから飛べます)
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