4月の天文現象――東方・西方最大離角だとか
先月に天文合宿行ってある程度知識は得てきたが、実に自分の知識が無いことに落胆した3日間であった。参加者の皆さん、凄すぎるよ。
今月の特集だって合ってる自信がすっかりなくなってしまったが、とりあえず得てきた知識の中で何かないか探してこようかなぁと思っているのだね。
※ここに書いてある情報はRetiが独自に調べたり、知っている知識を出したのみの情報であり、参考にする際 は他のサイトや書籍等で再確認することをおすすめします。
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さて4月の天文現象ですが、よくよく考えてみたら星座についてとか言ってなかったからそれを考えていこうかなと。だから今月は試験的に星座についてやります。
春の星座について
青いラインが春の大曲線って言います。北斗七星は天頂(真上のことです)付近にすぐ探せると思うので、そこから曲線を描くように地平線に持っていくと1等星が2つ入ります。これがアークトゥルス(うしかい座)とスピカ(おとめ座)です。ちなみに北斗七星はおおぐま座の一部です。
オレンジのラインが春の大三角と言います。夏と冬の大三角はいずれも1等星ですが、この三角は1つだけ2等星が入っています。これがしし座のデネボラです。さらにその右側に1等星レグルスがあるので探してみましょう。
この時期は早い時間ならば冬の星座も一部見ることが出来ますが、主に春の星座になると思います。0時過ぎると夏の星座も顔を出します。
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今月の惑星など
月:6日に下弦の月、14日に新月、22日に上弦の月、28日に満月となる。一般に星空観測に月明は大敵なので、中旬がおススメです。
水星:9日に東方最大離角を迎え、夕方西の空で観測好機。もともと水星は高度が低い所でしか見ることが出来ないのがポイント。
金星:夕方西の空で徐々に見やすくなってくる。今年は9月までは夕方西の空、10月からは明け方東の空で見られます。
火星:夜中までふたご座付近で見られる。4月なら大体西の空でふたご座のカストル、ポルックスの近くで見られます。
木星:合の1カ月後であまり見ることが出来ない。夜明け前にギリギリ東の空で見られるかというレベル。
土星:だいたい一晩中でスピカとデネボラの間付近で見られる。スピカとデネボラについては”春の星座”で説明してあります。
天王星:こちらも木星と同じようにあまり見ることが出来ない。天王星以遠はとても暗い惑星となることもポイント。天王星は明るくても6等星くらいです。
海王星:夜明け前なら見ることが出来る。ちなみに海王星は明るくても8等星くらいなので肉眼では見ることはできません。
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今回の天文特集
東方最大離角、西方最大離角についてです。”今月の惑星など”で”水星”のところで述べたので、特集します。
オレンジを太陽、青を地球、緑を内惑星(水星・金星)とします。最大離角とは、”この角度”と書いてある角度(つまり太陽―地球―内惑星の角度)が最大になることを言います。そして分かりやすく言えば、”東方最大離角”は夕方西の空、”西方最大離角”は明け方東の空でそれぞれ見やすくなります(そうじゃない場合もあるけど、ここでは割愛します)。
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先月同様に参考文献は誠文堂新光社の「天文年鑑 2010年版」です。
この記事では更に私の中途半端な知識を詰め込んでます。一応念のために、参考にする場合は他のサイトや文献等で確認しておくと良いと思います。
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