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RetiのN35°(れちえぬ)について

RetiのN35°にようこそ。管理人のれちえぬです。

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・現在の主な活動場所
Misskey.io(@Reti_N)
 Misskey.Backspace.fm(@Reti_N)

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本ブログは現在休止中ですが、650を超える様々なコンテンツ記事/ウェブページ(地理関連・天文・お菓子飲み物レビュー・旅行記など)をとり揃えてお待ちしております。

ブログの内容の一例:
・バス/鉄道の路線図作り
・食べ物(主に菓子)や飲み物(主に清涼飲料水)のレビュー
・地理ネタ(主に境界線・飛び地)
・旅行記事
・ゲーム音楽
・硬貨を集めて枚数集計
・天文情報 etc.

記事を読みたい方は、こちらから気になるページをご覧ください。

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私の著作物の転載について[規約]: 
 2022/02/06 更新
 更新内容
  著作権を放棄していない旨をより強調。路線図についての記述を追加。

①基本的に転載OKです。
 但し、著作権は放棄していませんので、転載・改造・二次利用などした旨を併記して下さい。
 転載する場合は下記AとBの両方を満たすようにして下さい。満たさない場合は転載不可とします。
 [A]下記に連絡すること。
  ・転載元となっている記事のコメント欄
  ・Twitterアカウント”@Reti_N
 [B]著作物の出典を明記し、著作物へのリンクを貼ること。
  ・れちえぬが製作していることが分かる表記
  ・本ブログまたはTwitterアカウントへのリンク
②二次利用・改造については下記の規約を守ってください。

 画像(路線図を除く)・動画・simutransアドオン…二次利用・改造しても構いません。
 文章・路線図…二次利用・改造禁止です。転載は構いません。
 Sobayu氏(旧:Qwertity)との合作記事…二次利用・改造禁止です。転載も禁止です。
③商用に関して

 個別で対応させて頂きます。まず無いとは思いますが…
④以上の規約は、事前の連絡なく変更されることがあります。

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まとめページ:

いちらん:
記事いちらん…れちえぬのこれまでの記事をまとめてみました。
コンテンツ…コンテンツの説明など。
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Simutrans 自動生成マップにありがちだった地形の話~純粋窪地編~

本記事はSimutransアドベントカレンダー2023に参加しています。

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何を隠そう8月ごろからSimutransを一切さわっていません。
緑色の動く物体Cから逃げながらブロックを積み上げるゲームばかりやっていました(まいんなんとか)が、そういえばネタはあったので投稿します。

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自己紹介

もうSimutransの表舞台からいなくなって久しい感もあり、ここ数年で始めたという方だと全くご存じないかもしれません。

2013年にSimutransを始めました。開発絡みだと主にBGM関連でいろいろやっていました。SimutransBGMの43番以降のBGMを追加するプロジェクトのリーダー(なにもしない)をやったり、SimutransBGMのアレンジコンテストやイントロクイズ(シャンターリーグ)をやったりしていました。

イントロクイズは今となってはなんであんなに盛り上がったのか分かりません。楽しかったけど
ちなみにイントロクイズに関しては、私にひとこと言ってもらえれば「シャンターリーグ」の名前を使っていただいて構いません。だれか継いでくれ。

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本題おそくてすまんな

さて、今私は地元愛知から遠く離れた山口県に住んでいます。
山口の観光地といえば秋吉台ですが、過去記事などでもたびたび申している(これとかこれ)通り、秋吉台はpak64です。
(古い人間なので、ここでは湖の生成がなかったver112.3を前提とします。)

20231126-175206
Horizon_0001_burst20230816154403058_cove

この白い岩一つ一つに「作者:Hajo」とキャプションを付けたくなったことでしょう。
私にはこの秋吉台の景色が下のように見えています。

Horizor_ko

今回は、この「秋吉台Simutrans説」をさらに裏付ける場所がありますよという報告です。

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Simutransの自動生成地形でありがちなやつ

こういうやつです。この地形に「リアルじゃなさ」を感じてほしいのです。

20231126-174525

ふつう、窪地があればそこに水が溜まります。水が溜まると湖となり、湖の周辺のどこか地盤の弱いところや山の薄いところから崩れて川となります。
現在のSimutransではこういった場所には湖が生成されるようになりましたが、ver112.3ではこのように純粋な窪地として生成します。

このように、水も溜まらずただの純粋な窪地になっているところは、少なくとも日本ではそう多くはありません。このようになっている場所というと、以下のようなパターンが思いつくでしょうか。

①極端に雨の少ない乾燥地帯で、水の流入より蒸発の方が多い
 ⇒海外ではよく見る事例ですよね。一番低いところで塩分濃度高めの湖を形成していることが多いです。(例:死海、カスピ海など)
  でも、そういう場所はここまで青々としていない…

②鉱山を露天掘りした
 ⇒日本でもよく見かけるパターンですよね。特に私の住む山口では石灰鉱山の露天堀りが多数あります。見学に行ったこともあります。

Dsc_5135
(山口県美祢市 三菱UBEセメント伊佐鉱山より)

ただこれも同様に地表が青々とはしていないのと、人を住まわせることができません。Simutransあるあるですが、思いもよらぬ場所に市街地が延びてしまったり、そもそもこういった窪地に都市が自動生成してしまう事例は多いです。

ですが、今回紹介したいのは③の事例です。

③窪地の底から勝手に水が抜ける

窪地の下に洞窟が広がっており、雨が降っても勝手に水が抜けるため、湖にならないという事例です。ほんまかいなと思うかもしれませんが、このような場所が山口に実在します。

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実際に行ってみた

運のいいことに私の家から車で1時間ちょっとくらいで行けます。山口県美祢市、江原(よわら)集落です。

 

場所は秋吉台の西側です。秋吉台は東西に分かれており、東側は保護地区かつ観光地、西側は鉱山として豪快に開発されていますが、さすがにこの江原地区周辺だけは人住みがあるため配慮されていそうな気配があります。

 

午前11時ごろに行きましたが、誰もいません。静かすぎませんか?(取材2週間前にブラタモリの秋吉台特集でこの集落が放送されていましたが…)とはいえ、私のような人見知りには好都合です。

Horizon_0001_burst20231105110257771_cove
(おれの車しかない)

一応観光地としての意識はあるようで、公民館の前が駐車場になっており公衆トイレもあります。公民館は集落の高台を通る県道沿いにあり、中心へはここから坂を下っていきます。

Horizon_0001_burst20231105104733810_cove

少し進むと目的の窪地が現れました。確かにどの方角を見ても山の割れ目はなく、なんなら川も一切ありません。
結構家がみっしり集まっていますが、廃屋も多いようです。集落までのアクセスきつかったもんな…。山口ではどんどん廃集落(あるいは、そうなる寸前)が増えており、ここも例外ではないようです。この光景はあと何年見られるでしょうか。
ちなみにここまでのアクセスは車しかありません。県道で繋がっているとはいえ"険道"なので、運転に慣れていない人にはお勧めできません。

Horizon_0001_burst20231105105158489_cove

このあたりが底のようです。本当はこの左側に底of底があるのですが、住民の方が全力草刈りをしていたので(ヴィーン)邪魔にならないようここまでとしました。(あと私有地っぽかったし)

散策時間自体は30分程度でそこまで時間のかかる場所ではありませんが、やはり往訪難易度はまあまあ高めです。地元の人以外が利用できる公共交通は一切ありませんのでご注意ください。

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とはいえこれをSimutransに落とし込める気はしない

Simutransでは大発展した江原集落が拝めることでしょう。ただし、江原は川がなく水の確保に苦労した土地ということもあり、大都市にしてしまうのは違和感だらけかもしれません。

それはともかく、秋吉台はSimutransなのかもしれません。適当なことを言っているがそういうことにさせて下さい。

山口には数十キロにわたる長大貨物専用道路なんかもありますし、ぜひともSimutransを感じに来ていただきたいものです。

それでは。

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謝辞

M.Kousaka (BOSS) さん ・・・Simutrans Pak64 ver112.3のDL方法を教えて頂きました。おかげで懐かしい気分に浸れました。

観光地の栄枯盛衰のようなものを感じる[秋吉台・黒谷口バス停]

これはこの記事の続きです。

最後にまた次回とか言っておきながら2か月も書きませんでした。うへー

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Dsc_0685

ぼやぼやです。あとで気づきました。山の中にこんな立派なバス停・・・というか小さめのバスターミナルの体をなしていますね。

秋芳洞には2つ入口があります。一つは麓の入口。観光バスはおおむね麓の入口で観光客を下ろし、商店街を通って秋芳洞に吸い込まれていきます。

観光客が洞窟でわーわーしている間に観光バスは少し山を登り、この黒谷口にたどり着きます。そしてもう一つの入口たる黒谷口から出てきた観光客を拾って帰っていくわけです。いわば出口側となりますこちら。

一般車はわざわざこちらから入るなんてことしないわけです。観光バス利用であっても、ギリギリまで洞窟を楽しみたいでしょうから、出てきたらすぐにバスに乗り込みますね。
ということでこちら黒谷口にも商店街のようなものはありますが御覧の有様です。

Horizon_0001_burst20230423153328066_cove

自販機以外は終了しており、一部は多少ですけど朽ちはじめています。人がいないわけではないです。みんなスルーするだけです。

ロータリー反対側にも商店や喫茶店があったようですがいずれも閉まっています。

Dsc_0686

無料駐車場とありますが土地の境界があやふやなのでどこまでが民有なのかわかりません。
(そもそも現在では黒谷口全部無料駐車場なんじゃ)
ここ黒谷口周辺には立派なホテルなどもあったようですが廃墟と化しています。

というかかつては栄えていたんでしょうか。
廃墟があるくらいですから栄えていたんでしょうけど、立地はあまり良くなさそうにみえます。

一応バスも来ます(JRバスのみ)。たまたま来ました。本数はそれほど多くないのでこれもラッキーです。

Dsc_0689

自家用車や観光バス、タクシーを使わなくとも一応アクセス可能です。休日は利用者もそこそこいるようです。
わざわざ足元の悪い洞窟を往復するのも大変でしょうから、こういった需要があるのは納得です。

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Dsc_0687

黒谷口発のバスは35分に来ると覚えておけば、この虚無空間で1時間待つこともないですね!
でも15:35過ぎたら詰みます(タクシーはある)。

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